お客様に喜んでもらうことが目的のはず

ケミカルやテクニックにこだわりすぎていませんか
技術やケミカル、ノウハウやテクニックにこだわっている美容師さんがたくさんいます。
美容師は、「お客様の髪のお悩みを解決して喜んでいただく」ことが目的のはずです。
なのに、お客様からしたら違いが分からないような薬剤の配合のほんの数%にこだわったり、お客様からしたら違いが分からないような技術の細かい部分にこだわったりしていませんか?
お客様からすれば、そんなちょっとしたことなんてどうでもいいと思いませんか?
こだわるところが間違っている
お客様は、きれいになりたくてあなたのサロンに来店しているんです。
髪の悩みを解決してほしくてあなたのサロンに来店しているんです。
美容師しか理解できないようなレベルの細かい仕上がりの違いなんて、お客様は求めていないです。
ゆっくりリラックスできて、そして、きれいになれればいいんです。
あくまでもテクニックやノウハウはお客様のお悩みを解決するための手段なのに、そこにばかりこだわっている美容師が多いと思います。
美容師ってこだわりが強い人が多くて、つい、お客様が求めてもいないことに時間をかけすぎています。
そして、こだわりの強い美容師は、「あの髪質だったらもう少し○○したほうが仕上がりが良かったかな?」なんて、細かいこだわりに考えを向けます。
でも、お客様はそんな細かいことは求めていません。
忙しい日常を忘れられる空間で、ゆっくりリラックスしながら髪をきれいにしてほしいだけなんです。
お客様の求めている美容師像
お客様は、「私の髪のことに真剣に向き合って考えてくれる」という美容師に担当してほしいと思っています。
あなたは、お客様のご希望に対して、なんでも「はい、分かりました」と言っていませんか?
お客様の髪質からご希望のヘアスタイルができるかどうかを考えていますか?
ご希望通りにいかない場合に、ちゃんと理由を伝え、他のヘアスタイルを提案していますか?
お客様に対して、「今日はどのくらい切りますか?」といったありきたりなカウンセリングをするのではなく、
「今のヘアスタイルでどんなことが気になるのか」
「どのへんがうっとうしいのか」
「今後どんな風にしていきたいのか」
など、事細かに伺うべきです。
お客様は、ただ髪を切ってもらいたくてあなたのサロンに来ているわけではありません。
お客様は提案してもらいたいんです。
やりたい髪型はあるけど、それが自分に合うかどうかはわからないから、プロであるあなたにしっかり見極めてもらいたいんです。
それをしっかり踏まえてカウンセリングをすれば、「このひとは私の話をしっかり聞いてくれる」と、お客様はあなたのファンになってくれます。
嘘をつかず、
できないものはできない。
ならないものはならない。
と伝えられる美容師でいるべきです。
そして、
自分の経験をもとに、一生懸命お客様に似合うヘアスタイルを提案すればいいんです。
その本気の想いはお客様に必ず伝わります。
これこそが、「私の髪のことに真剣に向き合って考えてくれる」ということです。
お客様はこのような美容師を探しているんです。
人としての魅力も
お客様は、美容師としてだけでなく、人としてのあなたの魅力に共感してくれます。
あなたの性格やあなた感覚、そして考え方など。
お客様がご来店されるたびに、お客様とのコミュニケーションは積みあがっていき、信頼関係がどんどん構築されます。
そうなればお客様はあなたの絶対的なファンになってくれます。
美容師としての提案力。
人としての魅力。
これらを合わせて、お客様に喜んでいただきましょう!